09.09.12
ひとの命のことに寄せて
敬老の日を前に、厚生労働省は、100歳以上となる高齢者数が4万399人(男5447人の13.5%、女3万4952人の86.5%)で、初めて4万人を突破し(08年は3万6276人)過去最高になったと発表した。
良いニュースであり、この高齢化の傾向は喜ばしいことであります。1909年(明治42)生まれの人の1.28%が100歳に到達し、その到達率も徐々に上昇しているという。
ここで気になるのは、高齢者とか少子高齢化という言葉のマイナスイメージです。もともと寿命の長さであり、米寿や白寿の100歳などの「寿」ごとであるからして、長寿者や長寿化に統一し誇らしいものにしたらどうだろう。
テレビで、百歳高齢者に対する記念品の贈呈について(厚生労働省)、例年に比べ記念品の銀製コインを小さくしてグラム数を減らし百歳を迎えられた方々の長寿を祝い、かつ、多年にわたり社会の発展に寄与してこられたことに感謝するとともに、ひろく国が高齢者福祉についての関心と理解を深めるとのニュースを放映していました。(行政の無駄・節約重視か)
もうひとつは、好ましくないニュースです。08年以降11年連続3万人を超える自殺者、1日100人が亡くなる「自殺戦争」が続いている。かって交通戦争といわれた交通事故・不慮の死が年間1万人だったのにくらべても深刻であります。
自殺は、経済的問題、健康問題、人間関係問題など複数要因がからみ鬱(うつ病)を経て自殺に追い込まれているとされている。つまり、事業不振や職場環境の変化という社会・制度的問題がきっかけで、職場の人間関係悪化、失業、負債などの要因を引き出し、これらがさらに悪くなる中で、家庭不和、生活苦、うつ病といった個々人の内面的な問題に転化し、自殺に至るとしています。
朝のニュース(NHK)でも放映していたが、自殺者の70%は何らかの相談機関に相談しているとのことで、実は「死にたい」のではなく、サインを受けてもらえなかったことで「もう生きれない」「死しかない」と思い詰めての死としている。ここまで来ると、追い込まれた人に、生きる道を選択できる制度の政治・行政の血の通った対応が必要です。
そのほか、少子化問題も同様に人の命の問題であります。2009年9月は、人の命あっての日本を実現すべく、政権交代を選んだ記憶さるべき年となることを切に願います。
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